寒くて良い季節
ピュッピュデュー!
冬は寒くて、風も強く、ホワイトアウトもおきるし雪かきは大変だしで……大変ですね。
ですが、わたしにとって冬は休みと精神的な平安の季節でもあります。なんでかって?
ただでさえ自然豊かな庄内地方。ケモはその中でも市街地ではなく山沿いにあり(それでも私の生まれ育った所よりは里ですが)、ケモの建物は私が入るまで数年間ずっと空き家だったので、人間以外の生き物が快適にこの建物を拠点に暮らしていたようなのです。つまり、ケモにいることは自然と生き物との戦いを意味します。人間様の住処に再び戻すレコンキスタ。そう、これは戦いなのです。自然は人間のことなんてお構いなしに敷地内を風や雨や雪で騒いでいきますし、雑草や雑木もすぐ生えてきます。また、生死がかかっている生き物たちは共存なんて生半可なことを言ってるとすぐ占領・制圧されますので、こっちも必死です。それでもこの一年の改修や補修でちょいちょい生き物王国から人間王国になりつつあるかなと思います。まだ改善点は捨てるほどありますけどね。
さて、きのう店舗を出て歩いていると、道端にイタチがいました。生きてるイタチ初めて見たかも。「ほほー」と思いながらも、わたしがまず思ったのは、「ちゃんと戸締まりしよう」でした。かわいいけどかわいくないですね。噛みそうだし糞臭そうだし。こんなんまで相手にしなくちゃいけなくなったら辛くてハゲそうです。
冬は、こういった生き物たちの動きが止まります。虫の鬱陶しさや恐怖、鳥の騒々しさ、爬虫類のドッキリ、哺乳類の恐怖や騒音から開放されます。ありがたいことです。冬は煩わしいことも多いですが、生命活動が弱まることでちょっとだけわたしの気も休まります。それを思うと、雪かきが大変で寒い冬もまあそんなに悪くないんじゃないかなとも思うのです。
今年は英語教室や写真、Web関係をやっていたらあっという間に一年が過ぎてしまいました。あと、毎日の改修に継ぐ改修……。おかげさまで楽しく、(色んな意味での)生命力を養うことができました。ありがとうございます。新年の抱負もできましたので、それはまた別の機会に。