小学生以下と中学生以上の英語の授業で必要な「教える技術」の違い
英語教室を運営して気がついたことの一つに、「対象年齢で必要な教える側の技術が変わってくる」ということがある。
発達とかとも関係してくるとは思うけど、今回はどっちかというと経営上に必要な要素かな〜と思う。
対象年齢で求められているもの・個人の特に伸ばしたい能力が違う。
必要な技術:〜小学校までは「聞き取り能力と発音」
これは発音のよさと、会話を聞き取れる能力を上げるため。
言語はもともと耳で聞いてから発話できるようになって書き言葉へとつながるので、この「聞く」という部分を小さい頃は重点的にやったほうがいい。
また真似して定着もしやすいので、話せたり実際の会話の速さで聞けるようになるには発音がいいほうがいい。
おかげさまで3年ほど教えている小学生は先日学校の先生から「海外に住んでた経験ある?」と聞かれたそうな。英語の発音ってグニャグニャしてていうのが恥ずかしいと思うので、大人数で授業をやるより個人や少人数でやってたほうが発話もしやすいと思う。
他には英語のジェスチャーや英語圏の童話など、子どもが親しんでいる作品がどういったものがあるかを知っているのが教えるのに役立つ。童話で言えばThe Gingerbread Man とかDr. Suesとかを見せれば子どもも面白がって呼んでくれる。
ジェスチャーなんかは子どもは冗談っぽくマネしてくるので、それで馴染んでもらえたらいいと思う。
必要な技術:中学校からは「文法や語彙」
ここからはいわゆる一般的な日本の英語教育になる。文法だったり語彙力だったり。会話も必要だけど、大人になるにつれより高度な内容を話したいと思うと思うし、だんだんと求められる能力が「学校の試験で点を取ること」に移行してきて受験でも必要になってくるため、学問的な専門性が必要になってくる。
話せるようになることと日本の英語科目で点数を取れることって必ずしも同じではないので、小学生までの「話す・聞く」に重点を置いたものだと物足りない感じになってくるみたい。
日本の学校でも文字教育と同じくらい話す機会を設けられれば中・高を通して英会話もCEFRのA2くらいまではいけるんだと思う。ただ、言語を習得するって結構大変なことなので、なかなかそういう機会を設けるのは難しい気もしている。
英会話重視だと日本の学習指導要領を満たせないし受験で全滅する可能性もあるし、かといって早ければいいってもんでもないし。教育はいつだって発展途中なのだと思う。
