おいしいドリップバッグのコーヒーに巡り合える(かもしれない)コツ
0. 給湯室がない職場でもおいしいコーヒーが飲みたい!
「職場で美味しいコーヒーが飲みたい」と思っても、その職場にコーヒーのドリッパーがなかったり、そもそも給湯室やシンクないところも多いと思います。
そんなとき、便利なのがドリップバッグのコーヒー。
でも、家と同じように淹れているはずなのに、
「え、うっす」
「あれ、味が……」
みたいな時もないでしょうか? 私は結構あります。
私は、雪の降らない時期は大体月1〜2回で露店でコーヒーなどを販売していて、ドリップバッグも基本的にそれと同じ流れでコーヒーを淹れています。でも、「あれ、私のコーヒーってこんな味だっけ?」という時もあれば、「うまあ!」というときもあり、なるべく「うまあ!」に巡り合えるように購入の際気をつけていることをまとめました。
1. おいしいの基準は人それぞれ
おいしいの基準は個人の趣味や、生活環境、年齢によっても変わってくると思うので、正解がありません。
わたしの場合、今はこういう感じです。
・ある程度濃い(濃すぎないけど、薄いのはあんまり好きじゃない)
・香りが良い
・酸味や甘さを感じられたらなおよし
ただ、眠気覚ましにコーヒーを飲む人は濃い方がおいしいかもしれないし、胃に負担をかけたくない方は薄い方がお好みかもしれません。
あくまでもわたしの今の基準での「おいしい」は上のようになっているので、それに沿った購入基準です。
2. 大切なのはコーヒーの量! 成分表示のグラム数を見よ
私がこれまで「薄っ」と思ってきたコーヒーのドリップバッグは、大体7gくらいのものでした。一方、家(や露店)で出している時は12-15gくらいで淹れているので、7gだといつもの自分の味の約半分。そりゃ「薄い」と思っちゃうよな、と。
なので、なるべくドリップバッグを買うときは、
10g以上か、10gになるべく近いもの
にしています。入れる水量の目安は130-140mlです。マグカップ半分くらい。
10gくらいあると鼻に抜ける香ばしさが変わってくるんです。
量産のものは結構7-8gが多いのですが、コーヒー店監修のものや個人店舗のだと10g以上のものがあるのでそちらを買うようにしています。
コンビニでも買えるようなもので、10gに近い数字のものは、大体8パックセットで今(2022年4月時点)だと500円くらいです。
例えば、タリーズのは9gで、丁寧に淹れ方も書いてくれてます。ドリップでも蒸すの大事よね。
こちらの小川珈琲店のは10gです。10gあるのを見つけられるとうれしい。こちらも丁寧に淹れ方付き。
地元の珈琲屋さんのParadiso the Coffee Roastersはなんと12g!
仕事に行きたくない日や、少し元気が出ない時、あとは気分転換したい時に淹れると、香りと味で心が潤ってくるのがわかります。
注意点:グラム数以外で味に関わってくるもの
コーヒーは非っ常に繊細な飲み物で、
・豆の種類
・焙煎の仕方
・挽き方
・フィルターの種類
・コーヒー豆の量
・水の種類
・お湯の温度
・お湯の量
でもかなり味が変わってきます。
苦いの好きな人はとりあえずお湯は高温がおすすめですが、焙煎の仕方でも全然変わってくるしなあ……というところです。こだわり出すとキリがない世界なので、色々試して「自分はこういう味が好き」っていうのを見つけるのが一番だと思います。サイフォンとかだとまた違うでしょうし。
そのうち、飲むたびにどこか「自分の味」になってくるんじゃないかと。私の場合は豆を変えても「あ、これ、また私のコーヒーの味になってる」となっていて、コーヒー一杯でも個性が出るようになってきました。(いいのか悪いのかは別の話。)
あとは、コーヒーに関係ないですが、器でも味が変わってきます。もうキリがない\(^O^)/
たかがコーヒー。されどコーヒー。とはいえ、繊細なのはコーヒーに限らないですよね。
淹れる人で味が違うんだから、作る人でも味は変わってくると思います。農場にしろ、工場にしろ、個人にしろ。
生産や加工に携わる、商品を通して繋がることができた人たちの背景を考えながら飲めたらいいなあって思ってます。
そして、こうやって記事を通してつながれたあなたの時間が、少しでも豊かなものになりますように。